新成人を祝う会 |
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1月10日渋谷公会堂にて新成人を祝う会が盛大に開催されました。
今年成人を迎える方は1917名でこの内公会堂の式典に参加された方は、797名でした。
全国の自治体ではまだ大荒れの成人式が数ヶ所あったようですが、
渋谷区は皆さん大人の自覚がありいたってスムーズに会が進められました。
特に毎回区長が式典に花を添えてオーケストラを指揮しますが、
演奏中指揮棒をとばすハプニングがあり会場から「がんばれ」の声があがるなど和やかな雰囲気でした。
ここに当日成人式を迎えられた皆様に祝辞を述べましたのでその要旨を掲載し、新たに社会人を迎えられた皆様を心から祝福したいと思います。
さて、私も、二十六年前になりますが、この同じ渋谷公会堂で祝福された思い出があります。
多くの先輩達がこの場所から、社会人としての自覚と責任を胸に巣立っていきました。
皆さんが、成人の日を機会に、自分にかかわりのある家族、友人、そして地域社会をもう一度考えることは、大変意義あることです。
皆さんを心から愛し、祝福してくれる家族を思いやる心、友人、社会を大切にする心をこれからも培っていただければ幸いです。
今、IT化、あるいはデジタル化によって物や道具が発達しても、変わらないこともあります。
人と人との繋がり、その中で育まれる、ふれあいは、人が生きるうえで、大切なことであると私は考えています。
相手を思いやる心、相手を尊重する気持ちが、相手からも思われ、尊重されることになると思います。
激しく変化する社会の中だからこそ、やさしさ、思いやりの気持ちを大切にして欲しいと思います。
二十一世紀は、環境の世紀とも言われております。
私たちは、環境の悪化を防止し、限りある資源の有効利用を図り、
誰もが住みやすい地域環境を、そして地球環境をつくっていくことが求められます。
そのためには、政治や行政の役割はもちろんですが、皆さんの柔軟な発想やたくましい行動力が必要となります。
視点を社会に、そして世界に据えて活躍していただきたいと思います。
結びに、成人の日を迎えられた皆さんが、夢と勇気と誇りをもって前進し、明日の社会の原動力となられることを期待し、
皆さんの未来が明るく充実したものとなるよう、心からお祈り申し上げ、お祝いの言葉といたします。
本日は誠におめでとうございます。
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© Takashi Maruyama
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